オンラインカジノとは？違法性から魅力・仕組みなど徹底解説

「オンラインカジノってなんなのか？」「オンラインカジノを始めてみたいけど違法にならないのか？」「オンラインカジノは稼げるって本当？」

オンラインカジノを知ったばかりの方ならこういった疑問をお持ちでしょう。正直、これら疑問の答えをよく知らなくてもオンラインカジノで遊ぶことはできます。しかしオンラインカジノは知識もないままに始めると損しますし、摘発されるリスクも0%とは言い切れません。

だからこそオンラインカジノで始めるのであれば正しい知識が必要です。
このページではオンラインカジノとはなにか、その仕組みや違法性について全て解説していきます。

オンラインカジノとは？違法性を解説！

オンラインカジノとはインターネットで遊べるカジノのことです。どんなものかイメージしやすいように、エンパイアカジノというオンラインカジノの画像を取得したのでご覧ください。

たくさんのゲームが並んでいますね。オンラインカジノは簡単にいえばたくさんのカジノゲームが遊べるサイトということです。

遊べるゲームの　種類はスロット、バカラ、ブラックジャック、ルーレットなど本場カジノと変わらないゲームから本場カジノにはないスロットまで色々あります。

そのほとんどはコンピュータゲームのようにコンピュータがゲーム進行するタイプのゲームになりますが、以下画像のようにライブ中継で本物のディーラーがゲーム進行する「ライブカジノ」もあるので、画面越しに本格的なカジノ体験もできます。

普通のスマホゲームと一番大きく違うのは、ゲームでは本当のお金を使い、勝てば賞金を獲得できる点です。もちろん負ければお金を失います。

オンラインカジノはインターネット上のカジノ、つまり正真正銘のギャンブルだからです。

さて、ここから本題に入ります。

「日本でオンラインカジノをやるのは違法にならないのか？」

日本では宝くじや競馬など公営ギャンブル以外のギャンブルは認められていないので、当然気になりますよね。この疑問に答えるためにも、まずは海外でオンラインカジノがどのような扱いなのか説明していきたいと思います。

海外ではオンラインカジノは合法である

ラスベガス、マカオ、シンガポールなど海外には有名なランドカジノがあることは皆さんもご存じでしょう。いうまでもないことですが、これらのランドカジノは運営する国の法律で認められている合法的な存在です。

他方オンラインカジノはネット上で運営されているカジノです。ランド（地上）かネットかという運営形態の違いはあってもギャンブルの場を提供していることに変わりないので、やはりオンラインカジノも運営する国の法律で認められていれば合法という扱いになります。

ただランドカジノ合法国であればオンラインカジノも合法ということではありません。シンガポールのようにオンラインカジノの提供自体が違法の国もあります。

海外ではオンラインカジノのCMも放映されていた

海外のオンラインカジノ事情についてもう少し詳しくお話ししますと、海外では普通にテレビでオンラインカジノのCMが流れています。

以下の画像はスウェーデンで流れたベラジョンカジノのCMのスクリーンショットです。

このようなTVCMだけでなく、Youtubeやtwitchといったサイトで顔出ししてプレイ動画を配信するオンラインカジノユーザーも海外にはたくさんいます。それだけ海外ではオンラインカジノの存在が一般的であるということです。

日本ではオンラインカジノは合法？違法？

結論を先に述べますと、日本でオンラインカジノは合法とも違法とも言い切れません。オンラインカジノ自体が法的にはいわば「グレーゾーン」な存在だからです。その理由を説明する前にインターネット上で遊べるカジノでも、オンラインカジノと違ってはっきり違法といえるインカジについて説明しておきたいと思います。

店舗型（インカジ）は違法！

インカジとは店舗においてインターネット上で遊べるカジノをサービスとして提供し、勝利金をその場で現金精算する『闇カジノ』のことです。インカジは賭博罪・賭博場開張図利罪（後で詳しく説明します）になるので、運営だけでなく遊んだプレイヤーも摘発対象になります。

運良く警察に捕まらなかったとしても、インカジ運営元は反社会的勢力の可能性があり、様々なトラブルに見舞われる可能性が高いため、インカジでは絶対に遊んではいけません。

オンラインカジノと日本の法律（賭博罪・賭博場開張図利罪）

日本の法律でギャンブルに関係する刑法の中には以下の二つがあります。

• 賭博罪…金銭や品物を賭ける行為を罰する
• 賭博場開張図利罪…賭博をする場を提供する行為を罰する

オンラインカジノのサービスを提供することは賭博場開帳図利罪にあたりそうなものですが、オンラインカジノ自体は海外で運営されているのでこれに当てはまりません。

そうなると、オンラインカジノで遊んでいるプレイヤーは海外のサービスで遊んでいるにすぎないので、日本国内の法律で処罰できるかどうかの問題が出てきます。

日本人が海外のランドカジノで遊んでも捕まらないことと似ていますが、オンラインカジノで遊ぶことを禁止する明確な法律がない以上、オンラインカジノで遊んでもプレイヤーは賭博罪の対象とはならないということです。

過去にオンラインカジノで遊んでいて摘発された事件

ただ過去にオンラインカジノで遊んだプレイヤーが賭博罪で摘発された事件はありました。

■スマートライブカジノ事件
2016年3月、自宅のパソコンを使って『スマートライブカジノ』で遊んだプレイヤー3人が賭博の疑いで逮捕される。スマートライブカジノの運営拠点は海外にあったが明らかに日本国内の客に向けた賭博サービスを提供していたことから、警察はスマートライブカジノを日本国内で行われている賭博とみなし客の逮捕に至った。

スマートライブカジノ事件では運営者は逮捕されず、プレイヤーだけ逮捕されたのです。そしてプレイヤーは略式起訴となり、罰金刑となりました。

しかし一方で運営者が逮捕されてプレイヤーは逮捕されなかった事件もあります。

■ドリームカジノ事件
2016年6月、日本国内で『ドリームカジノ』を運営した会社役員ら5人が逮捕される。ドリームカジノはオランダ領キュラソーで取得したとみられるライセンス情報をサイト上で掲載していたが、サポートが日本語のみであったことやサイト運営を国内で実際に行っていたことから、警察は日本国内で違法賭博を運営している罪で運営者の逮捕に至った。

最終的にドリームカジノの運営者には執行猶予付きの懲役刑判決が言い渡されました。

オンラインカジノに対する日本の見解は？

過去の事件ではプレイヤーが逮捕されたりされなかったりしていましたが、NetBanQ事件から一変します。

■NetBanQ事件
2016年2月、海外で合法的に運営されているオンラインカジノとプレイヤーをつなぐ決済サービスNetBanqの運営者が日本国内で決済しているとみなされ、犯罪収益移転防止法違反と賭博罪で逮捕される。またNetBanqを利用していたプレイヤー数名も賭博罪で逮捕される。

重要なのはこの事件の後です。逮捕されたプレイヤーは全員略式起訴、罰金刑を言い渡されましたが、うち一人が判決を不服として弁護士を雇って異議申し立てをしました。結果、そのプレイヤーは不起訴処分となったのです。

なぜ異議申し立てをしたプレイヤーは不起訴処分となったのか？
日本の法律においてオンラインカジノはグレーゾーンな存在であるために、利用しているプレイヤーに対して賭博罪を適用するには法の拡大解釈で対応するしかなく、明確に違法行為とは言い切れないからです。

つまり日本では海外で合法的に運営されているオンラインカジノで遊んでいるプレイヤーは裁ききれないということです。

オンラインカジノとは？魅力を解説

ここまで法律の観点からオンラインカジノについて説明してきましたが、ここからはオンラインカジノの魅力に焦点を合わせて説明していきたいと思います。

場所を問わずどこでも遊ぶことができる

オンラインカジノの一番の魅力はどこにいても遊べる点です。2019年時点で日本には公的に認められたカジノはないので、もしカジノで遊ぼうと思ったら海外に行くか、2022年以降に完成予定のカジノを待つしかありません。

しかし、オンラインカジノであれば日本国内でも遊ぶことができますし、ネット環境が整っていればPC・スマホどちらでも遊べます。

通勤中の電車内、昼休憩の5分間、就寝前のベットの中でカジノを楽しめるのは場所や時間にとらわれないオンラインカジノならではです。

ペイアウト率とボーナス還元率の高さ

ここではペイアウト率とボーナス還元率の高さについて解説していきます。

ペイアウト率

ペイアウト率とはゲームの還元率を意味しています。簡単にいえば、賭けたお金の何割がプレイヤーに戻ってくるかを数値で表したものです。

オンラインカジノのペイアウト率はゲーム種類ごとに異なりますが、トータルでみると95~97%です。これは例えば毎ゲーム1000円賭けると平均して950円~970円は返ってくることを意味します。

この数字がいかにすごいか理解するためにも、他ギャンブルのペイアウト率と比較してみてください。

宝くじと比べると50%も違いますね。それだけオンラインカジノがプレイヤーにとって有利なギャンブルだということです。

ちなみにオンラインカジノの還元率の高さは地上で行われるギャンブルに比べて人件費や土地代などの必要経費が売り上げに対して低いから実現できるものだといわれています。

参考：【稼ぎたい人必見】オンラインカジノの還元率（控除率）を徹底解説！

ボーナス

オンラインカジノには本場のカジノにはないボーナス制度があります。ボーナスの種類は登録するだけでもらえるボーナスや入金時にもらえるボーナス、プレイ金額に応じてもらえるボーナスなど様々です。

どんなボーナスをどれだけもらえるかはオンラインカジノごとに異なり、ボーナスの違いがそれぞれのオンラインカジノの特色を表しているといっても過言ではありません。

オンラインカジノでもらえるボーナスは出金条件（現金化するために必要なプレイ金額）をクリアすれば現金化できるので、もらえばもらうだけプレイヤーはお得にプレイできるようになります。

参考：オンラインカジノで貰えるボーナス解説｜メリットや仕組み

ランドカジノとは比べ物にならないほどのゲーム数

オンラインカジノで遊べるゲームは通常600~800、多いところだと2000種類以上あります。ランドカジノでも多いところでは100近くのカジノゲームで遊ぶことはできると思いますが、オンラインカジノには到底及びません。

特にオンラインカジノはスロット機種が多く、スロットが占めているのはゲーム総数の8~9割です。またランドカジノにはない、オンラインカジノだからこそ遊べるゲームもあります。

またオンラインカジノは敷地面積の制限などがない分簡単に新作ゲームを導入しやすい環境にあるので、ランドカジノよりもオンラインカジノの方がカジノ業界の最先端ゲームをいち早く楽しめます。

実は無料で遊べる

意外と知られていないかもしれませんが、オンラインカジノのスロットやテーブルゲームは無料で遊ぶことができます。現金を賭けたときと同じような勝負ができ、使用回数に制限はありません。ゲームの練習や必勝法の研究にもってこいです。

スロットの中には有名映画とのタイアップも！？

『ジュラシックパーク』『ランボー』『猿の惑星』…誰もが一度は聞いたことがある有名映画ですね。実はオンラインカジノにはこれら有名映画とタイアップしたスロットもあります。

以下はMicrogamingのスロット『ジュラシックパーク』のゲーム画面です。

映画の世界観を完全再現しており、映画のワンシーンを随所に散りばめているので、映画好きならたまりません！

また近年は映画だけでなく『24』『ナルコス』『ゲーム・オブ・スローンズ』など人気TVドラマシリーズとのタイアップ作品も続々リリースされています。これも時代の最先端をいち早く取り入れられるオンラインカジノならではの魅力の1つです。

遊ぶ前におさえておきたいオンラインカジノの仕組み

ここからはオンラインカジノの仕組みについてみていきましょう。まずは以下の図をご覧ください。
（オンラインカジノの仕組み　画像）

図はオンラインカジノを成り立たせている5つの要素とその関係性についてをまとめたものです。

【5つの要素】
■プレイヤー
オンラインカジノでゲームを遊ぶ人。決済会社を介してオンラインカジノと金銭のやり取りをします。
■運営会社
オンラインカジノを運営する会社。ネットを通じてカジノゲームで遊ぶ場、ボーナス・キャンペーンなどサービスをプレイヤーに提供します。
■決済会社
プレイヤーと運営会社の金銭的やり取りを仲介する会社。
■ソフトウェア会社
オンラインカジノにカジノゲームを提供する会社。契約するソフトウェア会社と採用するゲームはオンラインカジノ側が決めます。
■ライセンス発行機関・監査機関
政府公認でオンラインカジノ運営会社を審査する機関。
ライセンス発行機関は運営会社に運営許可を与え、監査機関は主にゲーム公平性について審査します。

これら全ての要素について理解を深めなくてもオンラインカジノで楽しむことはできますが、ポイントをおさえておけばより安全なオンラインカジノ選びができるようになります。

違法なオンラインカジノを見分けるにはライセンスを確認

違法なオンラインカジノかどうかを見分けたいのであれば、まずはライセンスを確認しましょう。ライセンスはそのオンラインカジノが合法的に運営されていることを示すもので、合法オンラインカジノは必ずサイト上でライセンスマーク・ライセンス情報を掲載しています。

ライセンスが確認できない場合はそのオンラインカジノに登録すらしない方がいいです。

ただ、ライセンスを取得しているからといって完全に安全だとは言い切れないのでご注意ください。ライセンスは発行機関によって取得の難易度が異なり、ライセンスを取得している合法オンラインカジノなのに悪質な運営をしているオンラインカジノもなかにはあります。

参考：ライセンスとオンラインカジノ運営の関係性｜仕組みや信頼度をチェック

初心者がつまずく決済サービスとソフトウェアについて

決済サービスとは？

決済サービスとはプレイヤーと運営会社の金銭的やり取りを仲介するサービス全般です。日本の銀行からオンラインカジノに直接入金はできないため、決済サービスを使う必要があります。

例）オンラインカジノへ入金する場合
日本の銀行口座⇒決済サービス⇒オンラインカジノ
例）オンラインカジノから出金する場合
オンラインカジノ⇒決済サービス⇒日本の銀行口座

日本で使える主な決済サービスはエコペイズ、アイウォレット、ヴィーナスポイントなど電子ウォレットサービスです。他にもオンラインカジノによっては仮想通貨で入出金できるところもあります。

参考：【徹底比較】オンラインカジノで使える入金・出金方法まとめ

ソフトウェアとは？

ソフトウェアとはカジノゲームを制作し、契約したオンラインカジノにゲームを提供する会社です。基本的にはソフトウェアとオンラインカジノは別会社ですが、ソフトウェア会社がオンラインカジノを運営することもあります。

またソフトウェアは提供するゲームにおいてプレイヤーに対する公平性を保つ必要があり、オンラインカジノと同様にライセンスを取得しなければなりません。

参考：ソフトウェアとオンラインカジノ運営の仕組み｜信頼性・評判を解説

イカサマ・悪質なオンラインカジノは存在するの？

さて、最後は皆さんが一番気になるだろうオンラインカジノの「イカサマ」問題について触れておきましょう。なお当サイトで紹介しているオンラインカジノは全て安全性検証済です。イカサマ・悪質なオンラインカジノは紹介していませんので、その点を理解した上で読み進めてください。

イカサマ・悪質なオンラインカジノは残念ながら存在する

「イカサマ」「悪質」「詐欺」…優良オンラインカジノでも負けたプレイヤーがこういった悪評を流すことはあります。勝ち負けはプレイヤーの運で決まるものなので、いくら負けがこんでもオンラインカジノのせいにはできません。

ただそういった腹いせまがいに叩かれるオンラインカジノとは別に、本当に悪質な運営を行っているオンラインカジノもなかにあります。

前項で取り上げたドリームカジノは違法とみなされましたが、違法ではないオンラインカジノが勝ちすぎたプレイヤーのアカウントを理由なく凍結したり、難癖をつけて出金拒否をするといったことをするという話も珍しくはありません。

そういったオンラインカジノはライセンスを取得して合法的に運営している分、プレイヤーの誰かが実際に被害にあわないと悪質さが浮かび上がってこないので、非常にタチが悪いです。

ユーザー現金が未払いのまま閉鎖した『お台場カジノ』事件

2009年、フィリピン系ライセンスを持つ日本語対応オンラインカジノ『お台場カジノ』が閉鎖されました。閉鎖は突然のことで、ユーザーには何の告知もなく、アカウント残高を出金できなくなったのです。

オンラインカジノの運営者が飛んでしまうと居場所を特定することは困難なため裁判に持ち込むことは難しいので、被害者ユーザーは泣き寝入りするしかありません。

安全性の低いオンラインカジノで遊んでいるとお台場カジノの犠牲者のようになってしまう可能性が十分にあるので、安全なオンラインカジノを選ぶことはとても重要です。

オンラインカジノについて学んだら、次は安全なサイト選びについて学ぼう

オンラインカジノは海外では広く認知されているギャンブルの1つであり、政府公認機関が発行するライセンスのもと合法的に運営されています。ただ日本ではオンラインカジノに関する法律がないため、オンラインカジノはグレーゾーンな存在です。

そんなオンラインカジノで遊ぶ上で重要になってくるのは安全なオンラインカジノの見分け方です。

イカサマ・悪質なオンラインカジノで遊んでいてもお金を稼ぐどころか奪われてしまう可能性が高くなってしまうので、しっかり安全なオンラインカジノを見分ける方法をマスターしておきましょう。

キング

Step1はここまでだ。オンラインカジノがどういうものか理解できただろう？次は、Step2で「オンラインカジノの選び方」を学ぼう！
⇒STEP2.オンラインカジノの選び方