【ルーレット攻略法】当たる確率とハウスエッジから導き出す戦略・考え方

ルーレットはボールの入るポケットの数字・色を予想して賭けるカジノゲームです。とても単純なゲームなので、特にルールを知らない初心者でも感覚的に楽しむことができます。

しかし、感覚で遊んでいるだけではルーレットで稼げるようにはなりません。
ルーレットで稼げるようになるためには当たる確率やハウスエッジを理解し、戦略や考え方を構築していく必要があります。

この記事ではルーレットで当たる確率やハウスエッジについてわかりやすく解説していきます。
それを踏まえたうえでルーレットで勝つための攻略方法や考え方も紹介しますので、ルーレットで稼ぎたい方はぜひ参考にしてください。

ルーレットの当たる確率（勝率）とハウスエッジ（控除率）は違う？

よく誤解される点ですが、当たる確率（勝率）とハウスエッジ（控除率）は別物です。これはルーレットに限らず、全てのギャンブルにおいていえます。

まず、当たる確率とハウスエッジを別の言葉に置き換えて説明すると、以下のようになります。

• 当たる確率=賭け対象が次のゲームで出る確率
• ハウスエッジ=賭けた際に胴元にとられる手数料割合

ようは当たる確率はベットしたゲームで勝てる確率、ハウスエッジは1ゲームで取られる平均手数料の割合を指しているのです。

次に、当たる確率とハウスエッジの計算式をみてみましょう。

• 当たる確率（％）=（特定の事象/起こりうる総事象）×100
• ハウスエッジ（％）=100-{1+(期待値)}×100

計算式の細かいことがわからなくても、確率とハウスエッジが全く違うものだと分かりますね。

ルーレットで稼ぐ方法を考えるうえでは、賭け方を組み合わせて勝率や配当を上げる必勝法などは当たる確率を考慮し、心構えやリスクについてはハウスエッジを考慮します。

ルーレットで当たる確率

アメリカンルーレットとヨーロピアンルーレットでは当たる確率が異なります。

なぜならアメリカンルーレットは「0」「00」「1～36」の38個の数字で構成され、ヨーロピアンルーレットは「0」「1～36」の37個の数字で構成されるからです。アメリカンルーレットにはヨーロピアンルーレットにはない「00」があるため、当たる確率がヨーロピアンルーレットよりも低くなります。

では、2つのルーレットタイプを当たる確率を賭け方別にみてみましょう。

どの賭け方でもヨーロピアンルーレットの方が当たる確率が高いですね。

配当は2倍（赤黒・オッドイーブン・ハイロー）～36倍（ストレートアップ）です。

ちなみに配当2倍の赤黒賭けなどが当たる確率50％にならないのは「0」「00」があるからです。「0」「00」は赤・黒、偶数・奇数、ハイ（19～36）・ロー（1～18）のいずれにも含まれないため、アウトサイドベットでも「0」「00」が出れば外れになります。

ハウスエッジの計算方法

先ほども説明したとおり、ハウスエッジは賭けた際に胴元にとられる手数料割合のことです。ハウスエッジは以下の計算式で算出します。

• ハウスエッジ（％）=100-{1+(期待値)}×100

式の中に「期待値」という言葉が出てきますが、期待値は以下の式で算出します。

期待値=（当たる確率×得られる金額）-（外す確率×失う金額）

この式を使って各賭け方の期待値を算出すると、全ての賭け方の期待値の答えに-0.027という数字が出てきます。この期待値-0.027を先ほどのハウスエッジの式に代入して、ルーレットのハウスエッジを求めてみましょう。

ルーレットのハウスエッジ=100-{(1-0.027)}×100=2.7%

つまり、ルーレットではゲームに参加するごとに胴元に賭け金の2.7%分を支払っているということになります。

当たる確率とハウスエッジから導き出した戦略・考え方

さて、ここまで当たる確率とハウスエッジについてみてきましたが、どちらを見てもルーレットは基本的にプレイヤーにじゃっかん不利なゲームのように思えるのではないでしょうか。

確かにルーレットは何も考えずにプレイするだけではプレイヤーに不利なばかりで、結果を思うように残せません。

しかし当たる確率を上げる方法や理論上のハウスエッジどおりに損を出さないようにする方法があります。それぞれ詳しくみていきましょう。

テーブルベットを組み合わせて当たる確率を上げる

アウトサイドベットは当たる確率が高いですが、それでも最大48.65%の確率でしか当てることができません。

しかし賭け方を工夫すれば、48.65%以上の確率で当たるようにすることができます。
アウトサイドベットとインサイドベットを組み合わせたり、アウトサイドベットどうしやインサイドベットどうしを組み合わせるのです。

ではどのように組み合わせれば当たる確率を上げることができるのか？
その代表的な例として、高確率で当たりが出る「べアビック法」と「666戦略」を紹介したいと思います。

【勝率94.59%】35個の数字にストレートベットする「ベアビック法」

べアビック法は37個ある数字のうち35個にストレートベットする賭け方です。

実際にチップをおくと以下の画像のようになります。

2つの数字を除いて他のすべての数字にチップを置くだけでいいので、初心者でも簡単にできます。

べアビック法の当たる確率は以下のとおりです。

べアビック法の当たる確率（％）=（35/37）×100=94.59％

当たった時の利益は1単位、外れたときの損失は35単位です。
1単位1ドルとしたときの期待値は以下のようになります。

べアビック法の期待値=0.9459×1-0.0541×35=-0.9476

参考：【ベアビック法】勝率94.5％⁉️ルーレット必勝法・攻略法を徹底解説

【勝率89.18%】アウトサイドベットとインサイドベットを組み合わせた「666戦略」

666戦略は66単位を使って6単位の利益を狙う賭け方です。

666戦略は以下の手順でチップを置いていきます。

• 赤黒賭けの「赤」に36単位を賭ける
• 黒の数字が並んでいる6か所に4単位ずつスプリットベットする
• チップが置かれていない黒の数字3か所に2単位ずつストレートベットする

実際にチップをおくと以下の画像のようになります。

37個中33個の数字に賭けることになるので、666戦略の当たる確率は以下のとおりです。

666戦略の当たる確率（％）=（33/37）×100=89.18％

当たった時の利益は6単位、外れたときの損失は66単位です。
1単位1ドルとしたときの期待値は以下のようになります。

666戦略の期待値=0.8918×6-0.1082×66=-1.7904

1回当たったときに得られる利益はべアビック法の方が666戦略より大きいですが、666戦略は外れたときの損失が大きいため、べアビック法より期待値が低くなります。

参考：【666戦略】勝率89％⁉️ルーレット必勝法・攻略法を徹底解説

大数の法則を理解し、ハウスエッジを超える

前項でルーレットのハウスエッジについて計算しましたが、先ほど出したハウスエッジはあくまで理論上の数値です。毎回ハウスエッジ分の損が出るわけではありません。連勝してどんどん利益が積み上がることだってあり得ますし、連敗してハウスエッジ以上の損が出ることもあり得ます。

しかしゲームが長引くと、大数の法則によってほぼ必ずハウスエッジどおりの平均損失を出すことになることは確かです。

大数の法則とは試行回数が多くなれば多くなるほど、理論上の数値どおりに実際の事象が収束していく数学的法則のことをいいます。

大数の法則の影響を受けないためには、なるべくゲーム回数を少なくなるようにしなければなりません。とくに勝ち越しているときは、ダラダラとゲームを続けず、早めに切り上げるようにしましょう。

まとめ〜ルーレットは勝ち逃げが得策〜

ルーレットにはいろんな賭け方がありますが、どこに賭けてもハウスエッジは2.7%です。

この割合どおりに損を出すことなく、かつ利益を出すためには、ゲーム数を増やさずに勝率の高い方法で短期決戦に臨んだほうがいいでしょう。

ルーレット必勝法には、今回紹介したベアビック法や666戦略以外にも勝率の高い賭け方がありますので、ぜひいろいろ試してみてください。賭け方の研究をしたい場合は無料でテーブルゲームのルーレットが遊べるエンパイアカジノがオススメです！