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ブラフを活用して相手をフォールドさせる時にはオールインは有効な方法になるな。他にも強い役が揃っているのにチップが足りずコールできない時にはオールインを使って勝負が継続できるぞ！

ポーカーのオールインとは？

まずはオールインとはどのようなアクションなのかを詳しく解説していきます。基本的な話ですが、ポーカーは他のプレイヤーがベットした金額と同等の金額を賭けるコールか、それ以上を賭けるレイズをしなければゲームを続けることができません。

チップが不足していると当然コールはできませんが、その時点で持っているチップを全て賭ければゲームを継続できます。他にもチップが十分にある状態でオールインをすれば、他のプレイヤーは最低でもそれと同額を賭けなければいけないので、強制的に相手をフォールドさせることも可能です。

理解しづらいオールインの計算方法を丁寧に解説

オールインは相手がフォールドすればそれで決着がつきますが、相手もオールインで返してきた時には配当の計算が複雑になります。なぜかというとプレイヤーごとに保有しているチップの総量が異なるからです。

例えばAさんは100ドルのチップを保有していて、Bさんは50ドルしか保有していなかったとします。双方がオールインすると賭け金は150ドルになりますが、Bさんが勝つと100ドル貰えるのに対してAさんが勝った場合は50ドルしか貰えません。

ここで生じる不公平を解消するために複数のプレイヤーがオールインをする際は、チップの量が一番少ない人を基準に考えます。上述の例で言えばBさんの50ドルが基準となり、Aさんが賭けた100ドルのうち50ドルは賭け金としてポット に入り、残りの50ドルはAさんに返金されるのです。

また、チップの総量が異なる3人以上のプレイヤーがオールインをした場合は「サイドポット」というものを設けて公平性が保たれるように調整します。ここでは一対一の場合と複数人の場合とに分け、実際のゲーム画面を用いて解説するので参考にしてみてください。

1対1でのオールインの計算方法

まずは一対一の勝負で双方がオールインをした場合ですが、上述したようにチップの総量が少ない人を基準に計算します。

下のプレイヤーは相手のレイズに対してレイズ（オールイン）で返していて、所有する€64.34をベットしました。上のプレイヤーも手持ちの€232をオールインをすると賭け金の総額は€301.34（69.34＋232）となります。

しかし、下のプレイヤーは勝ったとしても全額が貰えるわけではありません。€237（すでにベットしている€5も含む）から€64.34を引いた€172.66は勝敗に関係なく上のプレイヤーに返金されます。

つまり、チップの総量が少ないプレイヤーは自分が賭けた金額以上のリターンは得られないということです。

1対複数人でのオールインの計算方法

複数人のプレイヤーがオールインをした時も一対一と基本的な考え方は同じです。しかし、以下の例のように複数人のプレイヤーがいる場合は少し計算が複雑になります。

この場合は一番チップが少ないAさんの3人がベットした100ドル（合計300ドル）を「メインポット」に入れ、BさんとCさんが多くベットしている50ドル（合計100ドル）は「サイドポット」という別のポットに入れます。

まとめると以下のような状態です。

この状態でAさんが勝った場合の配当はメインポットにある300ドルのみとなり、サイドポットにある100ドルはBさんとCさんが勝負をして勝った方に渡ります。BさんかCさんが一番強かった場合は400ドルを総取りです（ここではカジノ側の手数料は省略しています）。

実際に画面を使って見てみましょう。

仮にプレイヤーが4人いる場合はサイドポットの他にセカンドサイドポットというものを設けて端数分を別に計算します。

複数のプレイヤーが同時にオールインをするというケースは多くありませんが、いざという時にこうした計算方法を知っておくと役に立つので覚えておきましょう。

今回使用したゲーム画像はウィリアムヒルスポーツカジノのオンラインポーカーのものです。オールインを試してみたい方はぜひ遊んでみてください。

オールインのタイミング

最初に述べたようにオールインは諸刃の剣なので、使うタイミングが重要です。これを間違えると負けて全てのチップを失ってしまうので、ここではオールインをするタイミングを紹介していきます。

資金がないが、手札が強い時

ポーカーはプレイ中にチップを追加することはできないので、テーブルに座った時点で持っている資金で戦わなければいけませんが、資金が減ってくると他のプレイヤーのレイズに対してオールインしか選択肢がないという場面もあります。

その際、強い役でなければフォールドすべきですが、手札が「A」や「K」のワンペアなど強い役の場合はオールインで勝負を受けるべきです。どの役であればオールインをすべきかはラウンドやその時点で出来ている役によっても異なりますが、他のプレイヤーのアクションなども見つつ勝てる見込みがある場合にはオールインで勝負をかけましょう。

ブラフのために使用する時

オールインはブラフとしても使えますが、この場合は自身の手札が弱い時に他のプレイヤーをフォールドさせる目的で使用するので、相手に見破られてしまうと逆にレイズやコールをされて負けてしまいます。

とにかく虚勢であることがバレないように、オールインをするまでのアクションにも気を配らなければいけません。ブラフについてもっと詳しく知りたいという方は以下の記事を参照してください。

参考：【ポーカー攻略法】勝率が上がるブラフの使い方をわかりやすく解説

実際にオールインがうまくいった成功例

前項ではオールインを使うべきタイミングを紹介しましたが、ここでは実際にオールインが成功した事例を紹介していきます。使用したタイミングは前述したように「資金がなくオールインを使用した場合」と「ブラフの目的でオールインをした場合」です。

成功例①

まずは資金がなくやむを得ずオールインをした例を見ていきましょう。

下のプレイヤーのレイズに対してコールかレイズをしたいところですが、チップが足りないので選択肢はオールインかフォールドしかありません。

役に自身があったのでオールインで勝負を継続し、結果的には同じ役で双方の勝ちとなりました。ゲームによっては同じ役の場合はスート（マーク）の強さで判断する場合もありますが、このゲームでは同じ役の場合引き分けとなります。

このようにある程度強い役が揃っていて、且つ相手のレイズに対してチップが足りないという場合はオールインをするのも一つの手段です。

成功例②

次は弱い役しかない状態でブラフを使って相手をフォールドさせた例です。

ブラフを成功させるためには、最初の段階で強いカードであるという印象をつける必要があります。そのため、まずはレイズをして強気の姿勢を見せなければいけません。

3名のプレイヤーはすでにフォールドしていますが、下の2人のプレイヤーがコールで応戦してきます。

ここで引いては意味がないので、ダメ押しでオールインをして一気にフォールドを誘います。

残っていた2人もフォールドをしたのでブラフは成功です。このように最初から強気の姿勢を見せつつ、ショーダウンに行くまでに全てのプレイヤーをフォールドさせるのがブラフになります。オールインをするタイミングは重要になりますが、他のプレイヤーに対して自身が強い役を持っている可能性があると思わせることが重要です。

まとめ〜オールインはタイミングが重要〜

今回はオールインの使い方について解説をしてきました。オールインは失敗すると全てを失ってしまいますが、成功すれば一発逆転を狙える強力な武器になります。

そのためには使うタイミングが重要です。強い役が揃っているのに他のプレイヤーのレイズを受けられない場合やブラフで相手をフォールドさせる時に使用するのが最善ですが、ブラフの場合は見抜かれないように注意を払わなければいけません。

まずはリスクが低い強い役が絞っている時に絞って実践するなどして、徐々に慣れていくようにしましょう。練習をするなら参考として紹介したウィリアムヒルスポーツカジノのオンラインポーカーがおすすめです。